腸の症状便秘、下痢、潰瘍性大腸炎、憩室炎、等についての解説記事をご紹介しています。 「便秘・下痢 (1)」便秘と下痢によく効く指圧法を、8月28日の読売テレビ『ズームイン!朝』のビデオを元に説明しましょう。 腸のツボで最も重要なものに『天枢(てんすう)』があります。これはヘソの両横で、腹直筋上にとります。ここを、図に示す指圧器でねじ込むように押してゆきます(画面では代用品として、先の丸い鉛筆を8cmくらいに切断し、ハンカチを当てて握り、使用しています)。なお、指圧器具は希望者にお譲りします。 深く押したときに強い圧痛を感じるのは、腸の機能が低下していることを示しています。指圧を毎日10分ぐらいずつ続けると、しばらくすると圧痛が消失し、それとともに腸の調子が改善されます。 不思議に思われるかもしれませんが、この方法は便秘にも下痢にもともに効くのです。指圧の刺激が自律神経に影響を与え、その調節を通じて、便秘も下痢も正常にします。
「ホームタウン」‘97年11月25日号 掲載
ページ上部に戻る 「便秘・下痢 (2)」便秘・下痢によく効く指圧法を、前回に続き8月29日の読売テレビ『ズームイン!朝』のビデオを元に説明します。 図に示した専用の指圧器具(希望者にお譲りします。画面では先の丸い鉛筆を代用)でお尻の内側を中心にやや強く刺激します。この場合の刺激法は押すのではなく、ドンドンと少し『力』を込めてお尻を叩くのです。押したり叩いたりした時に痛い部分はすべてツボと考えられます。 こうして肛門のすぐ周囲を叩く時もあります。すると器具の先が肛門に入ってしまうのではないか、と質問を受けたことがありますが、ズボンの上から叩くとそんな心配はありません。これは速効性があります。特に、便意を催しているのにトイレに行っても出ない時等に効果があります。 器具を用いるのが最高ですが、適当なものがなければ、こぶしを握って叩いて下さい。今すぐに! 「ホームタウン」‘97年12月5日号 掲載
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