狭山養生鍼灸院

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鼻の症状

鼻炎、花粉症、副鼻腔炎、等についての解説記事をご紹介しています。

「アレルギー性鼻炎」

 アレルギー性鼻炎の季節がやってきました。これには指圧がよく効きます。
ところで、この鼻炎は主として杉花粉がアレルゲンになってひきおこされると言われていますが、これには大いに疑問があります。私は奈良県吉野の山村に生まれ育ちました。今もそこに家があります。私の家は杉の森のまん中にあります。私の家だけでなく、村中が杉の中にあるのです(その杉は吉野杉の名で全国的に有名なものです)。ところが、村人の中でアレルギー性鼻炎に悩む人など今も昔も見かけません。この事実は、どう説明されるのでしょうか。

 効果的な器具を開発

 いずれにしろ、指圧によって鼻炎などは簡単に退治できます。この場合、指圧といっても単に指で押すだけでは大きな効果は期待できません。私は、図に示すような指圧器具を開発し、これを多くの人に使用するようお勧めしています。この指圧器具の開発には30年の歳月が必要でした。

  毎年この時期には、希望者に一度だけお越しいただき、指圧法をお教えし、この器具をお譲りしています。指圧部位は図に示すとおりです。顔面では頬で、眼の下部を指圧します。この場合、単に押すのではなく、一点を押しつつグリグリとねじ込むようにします。そして指圧する点を次から次へと図の斜線内で移動してゆくのです。鼻炎の人は同じ強さで押しても、鼻炎でない人とくらべて際立って強い圧痛があります。

  次に鼻筋全体を指圧します。それから頭全体を器具で引き掻くように少し“力”を入れて指圧します。これを1週間ぐらい続けると、鼻炎はすっかり解消します。

「ホームタウン」‘01年2月9日号 掲載
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「鼻炎」

 鼻炎には指圧がよく効きます。毎度申し上げることですが、単に指で押すだけでは、その効果はしれたものです。図に示す簡単な指圧器具を用いるのがよく、希望者にはお譲りし、その使い方を指導しています。大変大きな効果がありますが、疑い深い方には次のように申し上げましょう。

  この指圧は自分で実行するのです。副作用など全くあり得ません。ならば、一度物は試し、実行してみるべきです。

鼻の周囲と頬に指圧を

 指圧部位を示しましょう。その前に、原則的な注意事項を申し上げましょう。

 普通のヒフの上を指圧するときは、器具をヒフにあて、グリグリと器具をヒフ内にねじ込むように“力”を加えてゆくか、一点を押したまま少し“力”を加え、そのまま前後左右にヒフを動かすようにします。つまり、ヒフを引っ掻いたりこすったりすると、ヒフを傷つけることになります。次に、髪の毛の中を指圧するときは“力”を加えながら引っ掻いても、ヒフを傷つけません。

 指圧部位。(1)頬の上で眼のすぐ下の部分。ここをグリグリと指圧し、少しずつ指圧部位をずらしてゆきます。指圧箇所は図の斜線で示した全域です。圧痛の強い所を選んで指圧します。(2)鼻を山脈にたとえると、その麓に相当する所、つまり小鼻のところから上行し、目頭まで。(3)山脈の稜線部分。つまり鼻のてっぺんの線を指圧しながら上行し、ひたいをすぎて髪の生え際まで。(4)山脈の中腹にあたるライン。ここを指圧しながら上行し、眉毛の頭に到り、さらにひたいの中心線よりやや横を上行し、髪に到ります。

 その他、頭のてっぺんを全部器具でこするように強く指圧します。圧痛の解消とともに、鼻炎も治ってゆきます。

「ホームタウン」‘00年1月15日号 掲載
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