狭山養生鍼灸院

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喉の症状

声が出にくい、甲状腺機能低下、甲状腺機能亢進、等についての解説記事をご紹介しています。

「喉の疾患」

 ハリ・灸の効果がある喉の疾患は、次のような場合です。
 イ、扁桃腺の腫れやすい人
 体調をくずすと扁桃が腫れやすく、高熱を出す人がいます。

 ロ、声のかすれやすい人
 声楽家や、声をよく使う人にみかけます。

 ハ、喉に違和感のある人

 飲食物や唾液をのみ込んだときに、喉に異物があるような違和感を訴える人があります。中には、ガンではないかと病院で検査を受け『異常なし』と言われても、誤診ではないかと疑い、いくつも病院をハシゴして、挙句の果てに鍼灸院を訪れる人がおられます。

  以上のような症状を訴える方の喉の筋肉を押さえますと、一様に硬く緊張していて、少し強く押すと圧痛を訴えるのが普通です。 

 もみほぐしが効果的

 治療法を次に述べます。

 これら硬く緊張している筋肉を、患者自らもみほぐすのが最善です。最初は少しもむだけでも痛いものですが、根気よく、3ヶ月ぐらい毎日15分ほど続けますと、もんだときの痛みがなくなっていきます。

 大変不思議がる方がいますが、事実、よくなります。この場合、とにかく根気が大切であり、『継続は力なり』という格言がピッタリです。ハリ・灸をしますと、症状消失までの期間を短縮します。

☆           ☆

 ハリ・灸の基本的な考え方を述べましょう。人体の諸器官に機能低下や異常が生じますと、特定の皮膚表面上に圧痛や緊張が生じます。逆に、この圧痛や緊張のある部位にハリ・灸などの刺激を加えると、内蔵諸器官の機能回復や異常の消失が実現します。

 どんな疾患のときに、どこに刺激を加えるかについてはいろいろな複雑な法則が経験的に知られています。しかし、喉の疾患の場合には、比較的容易に素人療法ができます。

「ホームタウン・第27号」 掲載
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