狭山養生鍼灸院

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胃の症状

胃炎、胃下垂、胃潰瘍、逆流性胃炎、胸焼け、胃もたれ、拒食症、等についての解説記事をご紹介しています。

拒食症

 今年の2月ぐらいから食べられなくなり、朝パン1/4昼ごはん8分目夜ごはん8分目ぐらいでした。徐々に少なくなって、10月ぐらいからスープくらいしかのめなくなり、11月〜12月はスープも大さじ2杯くらいでしたが、12月の中旬頃に急におなかがすき固形物を食べれるようになり、今では朝パン1/3昼子供茶碗に半分夜は茶碗1/3食べ…(23歳女性)

 拒食症が八分灸によってよくなったという話をしましょう。『八分灸』とは、もぐさが八分くらい燃えた時につまんで取り去る方法で、熱くなくアトも全く残りません。

 岐阜県可児市のAさん(23歳女性)は平成16年のはじめに精神的ショックから食事が取れなくなり、会社も辞めて、あらゆる精神的・肉体的治療をしたが効果が無く、11月に私の所へお母さんと共に来られました。

八分灸治療を自宅で続ける

 Aさんは、身長160cmくらい、体重は27kgしかなく、朝スープを大さじ2杯、フルもスープを大さじ2杯しか食べられない状況でした。まさに、骨に皮が付いているという状態でした。診ると、胃の各ツボに強い圧痛を認めましたので、それらに八分灸をすえ、また頭にも八分灸をすえました。

 Aさんにとって、名鉄、新幹線と乗り継いで私の所へ来られるのは、大変な負担になるので、5回の治療で少しよくなったところで、丘麻に八分灸のすえ方を指導し自宅ですえてもらうことにしました。すると12月中旬から急にパン等が食べられるようになり、元気になってきたので、けいかを書いてもらったのが上の報告書です。

 拒食症には精神的要因が絡むので全員がうまくいくとは限りませんが副作用の無い八分灸にはぜひ挑戦するべきです。